
6ステ 合同ステージ 合唱のためのコンポジションT
T / U / V / W
第T楽章の男声合唱の最初に事故は起こった。冒頭Tenorは掛け声なんで音は関係ないのだが、この掛け声のテンションに釣られたのか(というほどテンションは高くなかったけど…

こういった際に、選択肢として、@一旦とめてやり直す Aそのまま強行突破 Bどこかで音を転調する(正規の調に戻す)などがあげられるかと思います。多くの人に動揺がある中、とりあえずOさんのとった選択肢はA(強行突破)となりました。
ただ、三声に分かれるところは人数バランスにより、Bariが中パートを担当していましたので、どう聞いても苦しそう。途中に和音も乱れはじめ、収拾つかなくなってきた頃、ここはもうBにシフトするしかないと、Moderato assaiへと変化するBassソロ(いや、実際にはBariソロですけど…)にて、少しの間をあえて空け+少し後ろを振り返るようにして、「(心の中で)戻すよ!」予告をして、楽譜上の調(絶対音感ないので大体だけど…

ちょうど控室で、Bassの若手と喋っていて、絶対音感(ではないけどピアノ習っている人にはよくありがちなピッチがおかしいと周囲に合わせるのに苦労する)の話をしていたこともあり、「修正するなら自分のこのソロで行くべき」と思い、結果見事それを実行にうつしたのでした…うん、ここは冷静に対処できた自分を褒めてあげたい。

なお、楽譜上のEの音は通常は気合いで乗り切ってますけど、ここは醜い音にならぬようファルセットで歌ったのでした。なので、自分のことだけ考えるなら、このまま強行突破という選択肢もあったけど、周囲のことを考えて行動した結果、多くのメンバーから“お礼”を言われることになりました。
まぁ、ある意味演奏会ならではの事故のスリリング感を味わっておりました(もちろん、焦りもあり、上記転換場所以外にも無意識に音を戻そうとしていたようですけど…


アンコールは、ステージに乗った全メンバー(ホルンも含めて)『Auld Lang Syne』を演奏。日本語だと『蛍の光』ですが、実際にはスコットランド民謡です。3番は「皆でご一緒に」だったのですが、歌詞は英語のまま(スクリーンに映す)。う〜ん、ファンサービスを考えるなら3番は日本語で歌っても良かったんじゃないかと…。

それはさておき、自分なりにそれなりに満足のいく演奏会だったと思います。暗譜no文化は今後への課題を残しましたが、まぁ、正直予想通りだったからなぁ…。
