何しろ、3人の仮面ライダーが登場するというだけで、当時は話題でしたね。この当時までは、@スタンダード系、Aメカニック系、Bバイオ系の大きくは3系列に分類されることもあった仮面ライダーシリーズ。アギト、G3、ギルスという3人のライダーがこの役割を担っていたかと思います。
まぁ、RXのように一人で3系列を兼ねたライダーもいましたけどね…。それはさておき、後半に4人目(バッタ系の)アナザーアギト(こちらは悪役だったこともあり、称号は得られてない)が登場し、私を含む多くのオールドファンを喜ばせてくれました。
ちなみに3人の中で個人的に最も好きだったのはギルス。噛付きがあったり、攻撃する際に奇声を発したりと、ワイルドさ全開でした。そして、苦難を背負っている(変身する度に蝕まれていく体)あたりも、オールドファンとしては嬉しかったりして…。
今では悪役だろうが弱かろうが(?)何でもありになってきた仮面ライダーですが、変身能力を持たないG3(特殊強化装甲服を装着する=警察により開発されたシステム)に当時のファンからは「仮面ライダーの称号を与えるなんて」という不満の声も上がっていたかと思います。
後にG3-Xへと強化されるわけですが、それでも決して強いとは思えなかったしね…。ある意味、“タックル”に近い立ち位置だったんじゃないかと…あっ、せめて“ライダーマン”と言うべきでしたか?
スペシャルインタビューは何と3人。G3=氷川誠を演じた要潤×そのシステムを開発した天才科学者・小沢澄子を演じた藤田瞳子×エリートのはずがG3として選ばれず根に持つ男・北條透を演じた山崎潤の警視庁の主たるメンバーが顔を合わせております。
ただ、3人の中での落としどころは(そこにはいない)柴田明良=尾室巡査。 役どころも頼りなさ満載でしたけど、そうですかぁ、撮影時も緊張感なかったんですねぇ…。 小沢VS山崎のイヤミ合戦は私生活には及んでいないことがわかり、ちょっぴり残念でした(おいおい)。
【関連する記事】