
舞台は上海。日本と中国、想いと想いが交鎖する地 …ということで、昭和初期の日中戦争を舞台とした小さな二人(長崎から上海に渡った日本の女の子=ハルと、彼女の目の前に突如現れた少年=“?”って第一話では名前すら明らかにならず…)の物語です。前作同様のファンタジーワールドを期待した私ですが、今回は戦争がテーマということもありシリアスな展開になりそうです…。
先月号の予告の時から我が家で話題となっていた繭住翔太『聖船のラー』。単行本1巻が3月18日に発売されるようです。で、表紙裏には毎度の今月発売の単行本広告が並ぶわけですが、そこには「まさかの単行本化!」とか描かれちゃってます。まぁ、現在別冊付録=ゲッサンminiの−側の看板作品になってますので、単行本化はあり得なくはなかったけど、いざ1巻発売と聞いたらやっぱり驚かずにはいられなかったなぁ…。

で、それを記念して、今号では(mini-ではもちろんですが)本誌への出張掲載までしちゃってます。しかも“オールカラー”で! ただ、内容は埼玉県長瀞渓谷にてエジプトパンを作ろうという特別企画だっただけに、私的には豊かさは連鎖しませんでした(?)。

今月号は先月にも増して分厚い=868ページの大ボリューム(+別冊付録)なんですが、残念だったのはゲッサンの殿軍(って、最近はルーキー達のリレー漫画=『俺たちは次を描かない』が殿な気もするけど…)こと石井あゆみ『信長協奏曲』が落ちていたこと。思わず、先月号を見直しちゃいましたけど、やはりそんな予告はなく、ましてや今月号にお詫びもなかったので、突如ということでしょうね…これ目当てにゲッサン買ってる人はショックだろうなぁ…。
その代わりなのか、先月号にてゲッサン新人賞久々の“準GP”を受賞した(う〜ん、グランプリは飾りなんでしょうか?)仲沢ゆうか『左斜め前からの救世主』が本誌掲載となりました。若干16歳で、画力もあるし、受賞するだけの作品ではあるんですが、画がいかにも“少女漫画”っぽいのが気になってみたり…。まぁ、これはこれで今後どう(画が)変わっていくのかが楽しみ…いやこのまま押し通して読者の反応を見るのも、現在なら「あり」かもしれませんね(?)。
