
なお、あだちファンとしては表紙を飾るのは嬉しいものの、ゲッサンファンでもある私としては、「看板作品はMIXだけじゃない」と言わんばかりに他の連載人にどんどんアピールしてくれた方が嬉しい故、(表紙登場は)これくらいのスタンスが良いです。そういう意味では来月表紙が(今月休載で来月より新章がスタートする)『海王ダンテ』でないことを祈ります…。

ちなみに、『MIX』が9巻発売記念ということもあって、定例(?)のアナザーブックカバーも付録でついておりますが、個人的にはちょっとマンネリ化してきちゃった感は否めません。過去にはとりあえず少しの間はカバーしてみたけど、最近は雑誌から外すこともなくなったからなぁ…。

本誌とは関係ないですが、ゲッサン創刊時の連載作だった前作『QあんどA』がワイド版となって復活し、1巻が(MIX 9巻と)同時発売となりました。どうやらあだち充のインタビューも収録されているようなので、そこだけは後で(古本屋に出た時に)立ち読みしておこうかと…。

付録と言えば、ルーキー達の読切集“ゲッサンmini”が3ヶ月ぶりに付いてきました。ただ、そこには“+”でも“−”でもなく“夏”と書かれていました。さらなる「育成と可能性」のためにリニューアルしたんだとか…。

3年経ったのでマンネリ化しないように再構築することは良いことだと思うけど、今回見る限りは、肝心な中身は今までとほとんど変わってないし、“季刊”にして費用削減するのが目的としか感じられない…。これで育成と可能性が果たしてどう広がるというのか…まぁ、秋(9月)以降を待ってみることにしておきます。
今月号で最終回となったのが山本崇一朗『ふだつきのキョーコちゃん』。シスコンヤンキーも無事恋が実って大団円ってな感じですけど、あっけない終幕でした。
