嫁が仕事休みだったので二人で行って来ました。娘も予定がなかったので、一緒に行こうと計画してましたが、体調を崩したようで…。まぁ、家族揃って行くほどの演奏会ではない気もするけど(失礼

今回はオープニング(木下牧子“にじ色の魚”=20回定演の委嘱曲)もあって、あえてステージに数人を残し1階席の左右で囲うように歌ってみたり…なんて試みも見られました。この並びは課題を残した気もしますが(テンポ感揃わず…)、試みとしては好感が持てます。
(過去は大概3ステ構成だったと記憶してますが)4ステ構成だったことも(バラエティに富んだ曲を聴けて)よかった点。ただ、1ステの出だしで、「えっ、ルネサンス曲(Byrd)なのにこんな不協和音?」とかビックリ。はい、アクシデントでした。すぐに仕切り直ししたのに、「あんまし変わんないぞぉ〜!」ということで“再度の仕切り直し”…。何とも不名誉な結果を残してしまいましたねぇ…。

2ステはBob Chilcott編曲の『Furusato 故郷』。この合唱団ではお馴染みの、合唱にライトなお客さんにも喜んでもらえるよう設けられた愛唱歌ステージ。ただ、ボブチルの編曲は愛唱歌とするには難易度高いんだよなぁ…。「何故、わざわざこの編曲を?」とか思ったけど、そうかぁ、震災復興が目的だったんですね。
なお、この日最も楽しみだったのは、4ステの信長貴富『思い出すために』。うん、やっぱり良い曲です(CDは持ってるけど、生でこの組曲全曲聞くのは初めてかも?)!2階席で聞いていました(そのおかげか、客席マナーは全く問題なしでした)が、女声の声があまり飛んでこなかったのは残念なところだなぁ…。何しろ、この日ステージに乗っていたのは35人…かつての50人を超える大人数合唱団も随分寂しくなってしまいました。それでもTenorは健在だったのは救いですかね。
アンコールは2曲でしたが、どちらも信長曲。曲の紹介がなかったので、とりあえずここでサービス(?)。東京都庁合唱団(指揮者はこちらも岸先生)のために2003年に書かれて、この合唱団でも間もなく演奏した“しあわせよカタツムリにのって”by 『旅のかなたに』と、浜唱の20回演奏会の委嘱作品“それじゃ”(現在は無伴奏混声合唱小品集『雲は雲のままに流れ』に収録)で、どちらも好きな曲でした。〜そんなわけで、帰り道はすっかり頭の中が信長カラーでした。

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