
冬の寒さが本格化する中、表紙はそれっぽく描かれていますが、巻頭カラーの方は得意なファンサービス=見開き水着アップ by 音美 で、まさに“夢物語”となっております。敗戦にうなされる…って、うなされてる感全くないんですけどね…。

新連載(+センターカラー)となったのが、原作:赤城大空 作画:源素水『二度めの夏、二度と会えない君』です。思わず、“源素水”を目にして「“げんそすい”なんて変わった名前だなぁ(水は元素じゃないから源素としてみた?)」とか思ってしまいましたが、“みなもと もとみ”なんですね…失礼しました。

最近、人生Take2が流行なんですかね?こちらも、バンド好き高校生・智の前に突如として現れた燐のおかげで一緒にバンド活動をしていたものの、実は心臓疾患を患っており帰らぬ人となったはずが再び…ってな展開。原作はガガガ文庫のライトノベル。来年秋に実写映画化されて全国公開となるようで、それを盛り上げるためのコミカライズということになるんでしょうね。
今回でラストを飾ったのが工藤舞『嵐のしじまに嘘をつく』。まぁ、短期集中連載だったのですが、作者本人は元々「前後編でやれたら…」なんて考えていたようで、自身が思っていたよりは長期?だったようです。
まだ読んでない人は一応“ネタバレ注意”ということで…。一人の少女に恋をした二人の少年・大和&明が川から落ちて入れ替わってしまう。それにより自分の好きな相手が形上の妹となり…ってなちょっと切ない物語。いつ再び元通りに戻るのかばかりを気にしていましたが、“戻らない”という選択肢もあるんですね。予想外なラストとなりました。
なお、今号は3カ月に一度となった別冊付録=ゲッサンmini付。2016秋期ゲッサン新人賞結果発表ということで、大賞1本、入選5本、佳作5本、奨励賞4本と今回も豊作となりました。ということで、大賞は本誌、入選は全て別冊に掲載となっております。その分、ルーキーの掲載チャンスを減らした漫画家の飼い殺し状態のように思えたのですが、どうやらそうでもないようで…。ということで、“来月”を楽しみにしておきます。
