
NHK教育テレビで2004年から足掛け6年間に渡って放送されたこの作品。ほとんどを目にすることはなかったわけですが(NHKアニメは『バクマン。』見るまでは食わず嫌いだったからなぁ…

第4シリーズは、いよいよ(ようやく?)メジャーリーグに挑戦するため、吾郎が独りアメリカへと渡るのですが…。空港に着いたとたんにいきなり盗難にあっちゃうわけでして…。まぁ、そこは半分ネタなんだろうけどね。親にもデカい態度で飛び出してきた手前、今更泣きつくわけにもいかない中、吾郎と同じようにメジャーにいどむ大学生・八木沼との偶然なる出会いが待っております。まぁ、やっぱりそこは“フィクション”ということで…。

まぁ、このシーズンの一番の見所はジョー・ギブソン・ジュニアとの出会いでしょう。はい、おとさん(吾郎の実父)の死の原因を作ったあのジョー・ギブソンの息子。吾郎がギブソンを恨むことなくむしろ尊敬しているのに対し、ジュニアは完全に吾郎を敵視。実はジュニアもあのデッドボールによって人生を狂わされていたわけでして…(それで吾郎を恨むのは筋違いな気もするけど…)。
それはさておき、高卒で名もなき日本人選手がいきなりメジャーデビューできるほど甘くはないわけで…。いわゆる“マイナーリーグ”編であり、トリプルAのメンフィス・バッツに入団し、クローザー(抑え投手)としてリーグ優勝をめざします。
第5シリーズは、メンフィス・バッツでみごと優勝を果たし、日本に帰国したところから始まります。小学校の頃からの腐れ縁とも言うべき清水との関係がもう少し盛り上がるのかと思いきや、まぁ、あくまでも野球漫画ということで、あだち充展開(=ラブコメメイン?)になっちゃうこともなかったよなぁ…。

ここは“W杯”編であり、アメリカで野球の世界一を決めるワールド・カップが開かれることとなり、(日本で野球をやっていない吾郎だけに本来は当然無関係なはずなのですが)そこを何とかして日本代表チームに入ろうとするわけでして…。まぁ、寿也との黄金バッテリーの復活やギブソンとの夢の対決とか、見所は満載でしたが6シーズンへの布石を打つべく、メジャーデビュー前に何ともスッキリしない幕切れとなりました…。
