

私の少年時代のサッカー漫画と言えば、言うまでもなく高橋陽一『キャプテン翼』になるわけでして…。この作品に限らず当時は、天性の素質を持った“強き者”がライバルと出会って更に強くなっていく…ってな展開が多かったように思います。
で、今はと言えば、“弱き者”が努力を重ねて次第に強くなっていく…ってな作風が好まれているような気がします…いや、少なくとも『メジャー』はそうではなかったけど…。


この『DAYS』の主人公となる柄本つくしは、体にも恵まれたわけでなく(というかその逆)、サッカーに関しても素人、ましてや運動神経も人並み以下…。そんな彼が高校に入学しサッカーをやろうと思ったきっかけは、サッカーの天才・風間陣と偶然知り合い、フットサルの誘いを受けたことから…。
もちろん、そのフットサルでは正直良い所なしでミスばかりが目立つ中、走って走って走りまくって、ようやく一つのゴールを得られたわけでして…。そして、彼の一生懸命な姿に対して、足手まとい扱いすることなく、むしろ自分が純粋にサッカーを楽しんでいた時のことを思い出した風間。
そして、聖蹟高校に入学して、サッカー部に入部したは良いが、名門サッカー部なだけに初回練習ではついていくことができず、途中で気絶して脱落…。それでもあきらめることなく、ひたすらに努力を続けるつくし…そんな彼の成長と共に仲間達との友情の物語が展開されていくようです。
ということで、「現実は…」なんてことはできるだけ考えずに(?)、全24話(アニマックスでは1ヶ月ちょっとで終わっちゃいますけど…

