
というのも、TV版で明らかになっていないこと(「ジャグラーが何故悪に染まってしまったのか」とか「オーブは何故先輩ウルトラマン達の力を“お借り”しないと変身できなくなってしまったのか」とか)をここで補完してくれることを期待していた人も(自分も含めて)多かったことと思いますが、そこは結局謎のままだったからだよなぁ…。とりあえず“シーズン1”とあるので、次作(もしくはそれ以降?)を期待して…ということなんだろうか?
そんな中で、悪に染まりそうになっても自分を保つことのできたジャグラーの奮闘がGoodでした。巨大化できないのに、巨大な敵達と(飛ばされつつも)ダメージを与えていく有志は主役を喰っちゃう勢いでした。もしかして、オーブの光も「ジャグラーを選んでおけば良かったかも…」とか悔やんでいるんじゃないかと思ってみたり…。

物語は大きくは惑星カノン編と地球編に分けられるんじゃないかと思います。それぞれに、先輩ウルトラマンが登場。前半のウルトラマンダイナ=アスカ・シン(演:つるの剛士)とウルトラマンコスモス=春野ムサシ(演:杉浦太陽)はすっかりお馴染み(?)になりましたが、後半のウルトラマンガイア=高山我夢(演:吉岡毅志)とウルトラマンアグル=藤宮博也(演:高野八誠)が揃ったのと雄叫び(by 変身シーン)が聞けたのは良かったです!活躍ぶりがイマイチだったのは残念でしたけど…。
惑星カノンの女王・アマテ(演:福田沙紀)と地球の若き海洋生物学者・森脇翔平(演:古原靖久)は命の樹によってつながったわけですが、言ってしまえば“それだけ”なわけでして…。さも恋人のような雰囲気を醸し出していたのは返って白けた感じでした。彼を心配する同じ生物学者の西岡結衣が気の毒に思えてならなかった…。まぁ、特撮ドラマにラブストーリーを求めてはいけないとは思いつつ…。

アマテが戦神への変身能力を持っているのに対し、翔平には残念ながらこれといった能力がなかったのは残念でした…。いや、彼にはゴーオンレッド(by 炎神戦隊ゴーオンジャー)に変身できる能力があるはず…って、おい!

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