仕組まれた殺人事件により9歳の少年が家族を失う。真実を話すも警察には“嘘つき”呼ばわりされ、結果真相が葬られることに…。それから30年の時を経て、その事件の関係者への復讐のために詐欺師となって事件の真実を暴いていく…ってな展開。いつ嘘がバレるのかという“ドキドキ感”はなかなかでした。(個人的評価:4)
『嫌われる勇気』(毎週木曜 22:00〜22:54 フジ系)…原作はベストセラー小説のようですが、“アドラー心理学”を毎度解説されても個人的には興味を示さなかったなぁ…とはいえ、刑事ドラマとして観るにもイマイチだったけど…。

“嫌われる勇気”と言うより単なる“自己中”にも感じた香里奈演じる庵堂蘭子も魅力を感じるキャラには思えなかったし、椎名桔平演じる大文字先生も、結局ドンデン返しとか何もなかったし、ラス前で死んだように見せかけた自称(?)庵堂バディの青山(演:加藤シゲアキ)にも正直拍子抜けしちゃったよなぁ…。
デジタル捜査担当の三宅隆俊を演じた桜田通は元仮面ライダーNEW電王。今作ではネットオタクでやる気もなさそうでしたが、事件解決にはしっかり貢献していました。何しろ、「実はキャリア」だったしね。(個人的評価:3)
『下克上受験』(毎週金曜 22:00〜22:54 TBS系)…中卒の父と偏差値41の娘が塾へも通わず二人三脚で最難関中学を目指す物語。どこまでが実話なのかは不明ですが、阿部サダヲの演じた父親のやり方では正直「子供も付いていきたいとは思わないのでは?」と疑問視することしばしばでした。娘の佳織が年中“しかめっ面”している印象だったのは、間違いなくこの父親のせいでしょう。期待していたドラマだっただけに残念でした。

そんな中、母親・香夏子を演じた深田恭子はGoodでした。おバカなキャラとしてももちろん楽しませてくれましたが、ダンナに代わって自分が働きに出たり、「受験は“娘”のため」と念を押し、自分の意見はしっかりダンナに伝えたりと、良き母親であり良き妻ついでに良き義理の娘でした。最終話でも不合格で皆が落ち込んでいる中、気の利いた行為が何ともNiceでした。

転校生・麻里亜(中学受験のライバル兼友人)の父親・徳川直康を演じたのが元仮面ライダーG3の要潤。大企業の社長(元社長と書くべき?)ですが、そんな風格は感じることはなく…。何しろ、離婚しちゃってるし、娘とも冷え切った関係でしたので…。受験を通じて良い親子関係が築けて良かったですね!(個人的評価:3)