まず、“続編”ではなく、“新章”とのことでしたが、シーズン1を見ていない人がこの作品から見たとしたら、正直話についていけない部分が多くあったように思います…。あくまでも主人公こそ変わったものの、シーズン1から5年後の世界ですので、やっぱり“続編”として見るべきだよなぁ…って、Amazonプライム会員だったらいつでも見られるから余計なお世話かもしれないけど…。
もちろん、シーズン1に登場した仮面ライダーアマゾンオメガ=水澤悠も、アルファ=鷹山仁も(こちらは中盤から登場でしたが)大きく物語に絡んでいきます。で、オメガに関してはせっかくニューオメガへとチェンジしたわけですが、あまり強化態という感じはしなかったのが残念なところ。「これだったら、今までのままで良かったのでは?」と感じちゃいましたが、もしかして商品展開とかを意識してのことなのかな?
今回最も気になったのは、人間に感染するようになったアマゾン細胞の根源である “オリジナル”の正体。主人公・千翼(=仮面ライダーアマゾンネオ)は鷹山仁の息子だったわけでして、それが明かされた時にはなかなかの衝撃でしたが、その母親である七羽さんがもう一人のオリジナルであることはそれ以上に衝撃を与えました。
そのオリジナルを守ろうとしたマモル(注:決してギャグではありません)=モグラアマゾン。昭和アマゾンのモグラ獣人を意識してシーズン1では幼稚なイメージだったわけですが、今回はそんな雰囲気は全くなかったなぁ…。まぁ、5年という時が彼を大きく変化させた…ということにしておきます。それにしても、駆除班時代の仲間達との戦いは切なかったなぁ…(もちろん、5円玉のペンダント含む)。
いずれにしても、千翼とイユのジュブナイル恋愛ストーリーというより、あくまでも“群像劇”として楽しんだ感じです。それにしても、シーズン1の時よりグロさを感じたのは私だけではないですよね?もともと子供の視聴に向かない作品ですが、オッサンにとっても顔をしかめる映像も多かったと感じました。
シーズン1の時には個人的には生き延びてくれることを願った鷹山仁。今シーズンも、(更にボロボロになりながら)結果的には生き残ったわけですが、さすがに「そろそろ楽にしてあげた方が…」と思ってしまった…。で、シーズン3を期待させる終わり方でしたが、まぁ、今後の反響次第なんでしょうね(?)。
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