

原作はあさのあつこによる児童文学作品(小説)。娘が何気に「バッテリー、アニメ化されたんだぁ」と発した一言がきっかけ(少なくとも、嫁と娘は全巻ではないものの読んだことがあるようです)。思わず、大島やすいち『バツ&テリー』が頭の中を巡ってしまった薄学な私…。

それはさておき、てっきり、Amazonプライムの独占なのかと思いきや、地上波=フジ系のノイタミナ(深夜枠)にて放送されていたようです(まぁ、独占“配信”という言葉に嘘はないんだけど…)。第一話が先行配信だったようですが、私が見始めたのは4話配信地点。TVだったら初話を見忘れた地点で(私の性格上)目にする可能性は薄いんだろうけど、見たい時に見たいだけなネット配信は改めてありがたいシステムだと思ってみたり…。
ピッチャーとして抜群の野球センスをもつ一人の中学生・原田巧が主人公。中学入学を期に移り住んだ新田市で、キャッチャー・永倉豪との出会いが待っている…とはいえ、自分の球をとることが出来るキャッチャーがいれば、それが豪である必要はないと考えている巧。いやぁ、こんな性格じゃ、どんなにすごいピッチャーだったとしても、友達できないよなぁ…。

画は綺麗だと思うのですが、投げるボールにはスピード感や切れが全く無い…。豪が巧の投球をぽろぽろとこぼすシーンがあるのですが、単に下手なキャッチングにしか見えなかったのは残念なところ。そんなわけで、野球漫画好きな人にはお勧めできないかもしれません。
(熱血野球していない)あだち充ファンの私ですら、この程度の球をどうして門脇ほどの天才バッターが手が出ないのか…三振するシーンを見て、上杉のMAX投球に照準合わせていた新田が期待の球速がこなくて、凡フライあげるシーン(by あだち充『タッチ』)と同様の展開なのかと感じてしまったほどでした…。

こちらもシーズン1とのことで、巧&豪バッテリーの友情&成長ドラマはまだまだこれからな感じですけど、まずは寺脇との勝負(野球の方)の結末が気になりますなぁ…。
